「純血種のネコを飼いたいけどどうすればいい?何を用意したらいい?入手先は?」
本記事は、純血種ネコを飼い始めるまでの手順をご紹介することで、このような疑問にお答えします。
※2020年7月23日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記・修正し、2020年8月30日に再度公開しました。
目次 |
☑1飼いたい猫の品種を決めましょう |
☑2ネコの入手方法を考えましょう |
☑3環境の確保をしましょう |
☑4エサとトイレの準備をしましょう |
☑5キャリーバッグの準備をしましょう |
☑6お手入れの準備をしましょう |
1.飼いたい猫の品種を決めましょう
猫の品種は、家猫だけでも100種近くあり、その品種は、外見だけでなく気質や行動にも影響を与えます。また、品種によって、なりやすい病気などもある為、純血種の猫を飼う場合は、まず、それぞれの品種の特徴を知り、飼いたい猫の品種を決めておきましょう。
2.ネコの入手方法を考えましょう
ブリーダー(キャッテリー)
はじめに思いつく入手方法として、ブリーダーやペットショップでの購入があげられます。令和元年に動物愛護法が改定したとはいえ、純血種ネコの購入を検討する場合は、血統書を発行している「TICA」や「CFA」の認定を受けたキャッテリーと呼ばれるブリーダーからの購入が安心です。
参考: 環境省「動物愛護及び管理に関する法律等の一部を改正する法律」
リタイア―ドキャット
ショーやブリーディングを引退した成猫はリタイアードキャットと呼ばれ、引退した猫達に落ちついた生活をさせたいという希望から、欧米では新たに一般の家庭に譲渡するのが一般的です。
リタイアードキャットにはその猫種として優秀な猫が多くおりますので、純血種の猫との暮らしを望まれる方には良い選択の一つです。
譲渡時に支払う金額についてはそれぞれのブリーダーで違いますが、大抵は子猫を迎えるよりも低い金額でしょう。避妊去勢手術代ワクチン代等の必要経費程度というブリーダーも多く見られます。


出典: CANDY MAY 「里親募集」
譲渡ネコ
意外かもしれませんが、ネコの譲渡サイトの中には、里親募集している譲渡ネコの中には、飼い主の事情で手放さなければならなくなった血統書付きのネコもいます。そういったネコの大半は性格や病気の有無もわかっているので大変飼いやすくおすすめです。
また、ネコのブリーダーとそのネコたちを販売するペットショップは、不幸なネコをどうしても増やしてしまう(純血種の交配は、病気のネコが生まれる可能性が高く、ペットショップでの売れ残りは、冷蔵庫で凍死させたりする悪徳業者もいる)のに対し、純血種の譲渡ネコの場合、保健所で殺処分されてしまうかもしれないネコを幸せにし、さらに自分も経済的にほとんど負担をかけずに好きな品種の猫を入手できます。
因みに、ネコの脳は子ネコ時の脳構造から変化しないので、多くのネコは成猫になって飼いはじめても、新しい飼い主に甘えたり遊んだりしますので、子ネコから飼う場合とさほど変わりなく、ネコを飼う楽しみを味わえます。

参考: ペットのおうち「里親募集」
3.環境の確保をしましょう
一般社団法人ペットフード協会が公表しているデータによると、2019年(令和元年)時点の日本における飼い猫の平均寿命は15,03歳。長生きするネコは20年以上も生きます。また、予期せぬ病気により、通院および介護の必要も出てきます。上記協会同データのよると、平均生涯必要経費は134万円をこえます。それだけの一生を最後まで責任をもって買い続けられるか、お金、住居、ネコの世話などの点からよく考える必要があります。
参照: 一般社団法人ペットフード協会「令和元年 全国犬猫飼育実態調査」
4.エサとトイレの準備をしましょう
純血種のネコの場合、入手先から情報を得て、まずはそのネコが慣れ親しんでいるエサとトイレを準備しましょう。
5.キャリーバッグの準備をしましょう
入手先へ迎えに行く時、または病院に連れていく時などに使用するキャリーバックを用意しましょう。
ペットショーに参加させたい場合は、ペットショーに適したキャリーバックがありますので、入手先のブリーダーさんに聞いたり、参加を考えているペットショーに見学に行って、どのようなキャリーバックを皆が使っているか様子を見たりしましょう。
また、飛行機利用を考えている場合、キャリーバックを兼ねたペットケージが便利です。その場合は、IATA(国際航空運送協会)の規定に適合したケージを用意しましょう。
参照: 「Sturdiペットキャリー」
6.お手入れの準備をしましょう
純血種の猫を飼う場合、その見た目の美しさをキープしたいところだと思います。品種によって手入れが違ってきますが、長毛種猫は頻繁なブラッシングが必要となりますので、ブラッシング用コームを準備しておきましょう。
また、爪切りやシャンプーなどのお手入れはトリマーに依頼するか自分でやるか、入手先やネットなどから情報収集して決めておきましょう。
以上、純血種のネコを飼う前の手順をご紹介しました。ご紹介したこの手順で、純血種のネコちゃんを安心して迎えることができると思います。ネコちゃんとの生活がステキなものになりますように☺
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