「友達からネコをもらうけど何を用意したらいい?譲渡ネコを引き取りたいけど、どこで譲渡してもらえばいい?どんな譲渡団体がある?」
本記事は、譲渡ネコを飼い始めるまでの手順をご紹介することで、このような疑問にお答えします。
目次 |
☑1猫を家族にする心構えをしましょう |
☑2譲渡団体を調べましょう |
☑3ネコを受け入れるタイミングを考えましょう |
☑4エサの用意をしましょう |
☑5ネコトイレとネコ砂の用意をしましょう |
☑6キャリーバックとゲージの用意をしましょう |
1猫を家族にする心構えをしましょう
まず、ネコを本当に飼えるか確かめて心構えをしましょう。一般社団法人ペットフード協会が公表しているデータによると、2019年(令和元年)時点の日本における飼い猫の平均寿命は15,03歳になります。長生きするネコは20年以上も生きます。また、予期せぬ病気により、通院および介護の必要も出てきます。そんなネコの平均生涯必要経費は134万円をこえています。それだけの一生を最後まで責任をもって買い続けられるか、お金、住居、ネコの世話などの点からよく考える必要があります。
出典: 一般社団法人ペットフード協会「令和元年 全国犬猫飼育実態調査」
2譲渡団体を調べましょう
ねこを譲渡してもらう方法としては、友人・知人からの譲渡と、行政機関(自治体の動物愛護センター等)や愛護団体・ボランティア等が運営する動物保護団体などからの譲渡があります。
出典: NINLISH
3ネコを受け入れるタイミングを考えましょう
友人、知人から譲り受ける場合、後に起こり得る問題行動を防ぐためにも、生後3ヶ月を経過してから譲り受け、それまでは、親猫と過ごさせてもらうようにしてください。
また動物愛護センター等から譲り受ける場合、多くのセンターでは、譲渡講習会を受講してからの譲渡となります。譲渡講習会でも学ぶかと思いますが、次のような子猫の成長段階をよく理解した上で、迎え入れてください。
新生児期 (誕生~生後1週間位 )
新生児期はまだ、目も開いていませんし、耳も開いてはいません。
(嗅覚と温度感覚は生まれた時点から本能として備わっています。)
母猫の刺激がないと自力でおしっこやウンチを排泄することもできませんので、おしりをティッシュなどで叩いて、排泄させます。
移行期 (生後1ヶ月位まで)
手足を動かして、よちよち歩きをはじめるようになります。
おしっこやウンチも自分でできるようになります。
まだ母乳が必要で、スポイトなどでミルクを与える必要があります。
社会化期 (生後2~3ヶ月位まで)
社会化期は、個体差による違いで前後はしますが、その際の先生役、友達役になるのが、母猫や兄弟猫です。母親の行動を観察したり、まねすることで、猫トイレできちんと排せつしたり、じゃれるときの手加減などを学んでいきます。
この社会化期が終わらないうちに母猫と離れてしまっているネコには、ネコトイレでの排せつ方法やじゃれる際の手加減などを教えなければなりません。
4エサの用意をしましょう
お腹を空かせているネコを目の前にすると、とりあえずなんでも良いから食べさせてあげたいと思ってしまうかもしれませんが、ネコに与えると危険な食べ物があります。市販の総合食を与えるのが良いでしょう。総合食には、缶詰とドライフードがありますが、ドライフードを食べられない子猫には、子ネコ用の缶詰やドライフードをぬるま湯でふやかしたものを与えたりしましょう。さらに幼い新生児には、ネコ用ミルクをスポイトで与えましょう。
参照:「にゃんペディア」
5ネコトイレとネコ砂の用意をしましょう
ネコは、砂がある場所をトイレだと認識する本能をもっています。よって、ネコトイレ用の砂とそれを入れる入れ物を用意してやると、多くのネコは、自らそこで用を足してくれます。子ネコや保護猫など、トイレを使ってくれないネコもいますが、トイレのしつけをすることで、トイレを使ってくれるようになります。トイレのネコ砂は、スーパーやホームセンターの他、コンビニで売っている場合もあります。ネコトイレは、大きなスーパーやホームセンターなどで売っています。市販のネコトイレの砂は、紙製、おがくず製、おから製そして鉱物系製の砂などがあります。おから製や、おがくず製は、大変扱いやすいですが、間違えて食べてしまったり、トイレの砂だと認識しない場合もありますので、はじめは鉱物系の砂を使うのが無難でしょう。まだ自力排せつができない子ネコは、ティッシュをねじってこよりにしたもので肛門を叩いて、排せつを促しましょう。
6キャリーバックとゲージの用意をしましょう
譲渡時や通院時用にキャリーバッグがあると便利です。キャリーバッグには、粗相しても良いようにペットシートを敷いておきましょう。もし、キャリーバッグ入手が間に合わない場合は、脱走防止用に洗濯ネットに入れる方法もあります。また、譲渡してもらったばかりのネコは、トイレなどのしつけが終わっているか確認できるまでは、ゲージで飼うのが無難でしょう。ネコ用ゲージは、ホームセンターやネットなどで販売されています。また、新しい環境になれるまで、ゲージに布を被せるなど、落ち着けるプライベート空間をつくってやりましょう。
以上、譲渡ネコを飼い始める前の手順をご紹介しました。ネコちゃんと飼い主様が幸せに暮らせていけることを心よりお祈りします☆
コメント